- 自分の病院はブラックなのかな?
- ブラック病院ならどうすればいい?
- ブラック求人の避け方を知りたい
理学療法士の業界にもブラックな職場・環境は結構あります。
- 「今現在働いている職場がブラックだと感じている」
- 「仕事を続ける自信がない」
- 「転職をして環境を変えたい」
と考えている人も多いのではないでしょうか?
じつは、自分が理学療法士から転職したキッカケも職場環境、将来に不安を感じたからです。
この記事では、ブラック病院の特徴とその対策、転職の際にブラック求人を避けるポイントについて解説していきます。
【転職すべき】ブラック病院にメリットなし!

あなたが仕事において不当な扱いを受けている、今の環境に精神的・体力的な苦痛を伴っているとすれば、ブラックの可能性は高いです。
今現在、あなたがそのような環境にいるとしたら、そのまま仕事を続けるメリットは何ひとつありません。
我慢しながら仕事を続けたところで、心身ともにストレスで疲弊してしまうばかりでしょう。
具体的な対策については、この後にも詳しくお伝えしますが、「転職をして身を置く環境を変える」のが最も有効な手段です。
【理学療法士に伝えたい】ブラック病院の特徴7つ

「自分の病院がブラックかどうか分からない」という方は、これから紹介するブラック病院の特徴7つを参考にしてください。
ひとつずつ確認していきましょう。
残業が多い+残業代が出ない

残業が多く、残業代が出ない病院はブラックと言えます。
理学療法士の業界で多い残業理由としては、以下が挙げられます。
- カルテ、書類業務
- 業務後、院内勉強会への参加
- 実習生への指導
- 学会発表などイベント関連作業
これらは全てれっきとした業務ですが、
「みんなも残業申請せずに頑張っている」「職場の雰囲気的に申請しづらい」という理由で残業申請ができない人もいるかも知れません。
厚生労働省が発表している令和4年「賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の月平均残業時間は5時間と、それほど多くはありません。
しかし、実際にはこれ以上長い残業を強いられている環境もあるでしょう。
一般的には、月の残業時間が「45時間」を超える場合は、ブラックの可能性が高いと言われています。
残業申請ができない、言いづらい雰囲気の環境になっている時点で、いい職場とは言えませんね。
有給が取りにくい

有給が取りづらい環境は、ブラック病院である可能性が高いです。
そもそも、「有給休暇」は、労働者の権利として労働基準法で定められている制度です。
2019年4月からは労働基準法の改正によって、年間10日以上付与する労働者に対して、年5日以上確実に取得させることが義務付けられています。
それにも関わらず、「人手不足で取れない」「希望の日時で取れない」「上司に許可がもらえない」などの理由で有給が取りにくい場合は、ブラックと言えます。
自分が勤めていた病院でも、希望日に取れなかったり、周囲の目を気にして取りづらいという雰囲気でした。。
休日が少ない

ブラック病院の特徴として、休日が少ないことがあります。
職場によって異なりますが、一般的に理学療法士の年間休日は105〜125日程度です。
年間休日に関しては、労働基準法を参考にした場合、105日間を最低ラインだとする考え方があるため、これより少ない場合はブラックの可能性が高くなります。
昇給がない

給料が低いからと言ってブラック病院であるとは限りません。
しかし、働く側としては生活がかかっていることなので、どれだけ頑張っても評価されずに給料が低いというのは、良い環境とは言えません。
- 1年で1000〜3000円程しか昇給がない
- 数年先輩の給料が自分の給料とほぼ変わらない
現在、あなたの職場がこのような状態であれば、これから先も給料が大きく増えることは無いでしょう。
数年後にこの事実を知って公開しないためにも、昇給があるか確認をしておくと良いですね!
上司や同僚・他職種との人間関係が悪い

同部署の上司や同僚、他職種との人間関係が悪いと、働くあなたはもちろん患者様にとってもマイナスです。
特にリハビリ職などは、医師や看護師と比較して認知度も低く、下に見られることがあります。
あからさまに不機嫌な態度をとってくる上司や他職種がいる環境では、気持ちよく仕事ができませんし、何よりも業務に支障をきたしてしまいます。
仕事を辞めさせてもらえない

退職したい旨を伝えても、なかなか受理してくれない、取り合ってくれないという職場はブラックであると言えます。
- 人手が足りないからと先延ばしにされる
- 残るように強く説得してくる
- 取り合ってくれない
ブラック病院では離職率が高く、慢性的な人材不足に陥っている場合が多いです。
そのような状況では、あなたが抜けるのを阻止しようとしてくる場合が多く、退職をずるずると先延ばしにされてしまいます。
本当に辞めたければ、しっかりと自分の意見を伝えることが大切です。
慢性的な人材不足

ブラック病院では、職員に対する待遇の悪さから離職する人が多く、慢性的な人材不足に陥っていることが多いです。
「人手不足→仕事量の増加→さらに離職率が高くなる」という悪循環が生まれてしまいます。
人材不足だからブラックとは言えませんが、人が離れやすく慢性的に人材不足になっている時点で、何か職員にとってマイナスになる原因があると考えられます。
自分の病院がブラックだった時は転職を考える

自分の病院がブラックだと感じている人は、転職を考えることをおすすめします。
問題点を解決しようと、行動することもできるかも知れませんが、1人で動いても解決できない問題が多いですし、相当な時間と労力を要します。
であれば、転職をして自分が身を置く環境を変えるのが最も効果的です。
はじめにもお伝えしたように、ブラックな環境で働き続けていても状況が変わる可能性は低く、あなたにとって良いことはありません。
現状に我慢して時間と労力を使ってしまう前に、転職をすることをおすすめします。
ブラック求人を避けるには

転職をしても、またブラック求人に応募してしまっては意味がありません。
ここでは、転職の際にブラック求人を避けるポイントをお伝えしていきます。
福利厚生・労働条件を詳しく調べる

給与などの労働条件、休日数や福利厚生の充実度などは、事前に求人情報をしっかりと収集しておきましょう。
昇給・賞与の有無や、有給取得の実績、育児休暇や産前産後休暇の有無なども詳しく調べておくことで、その病院の信頼度が分かるはずです。
全てが自分の希望通りとはいかないかも知れませんが、できるだけ詳しく調べることで、ブラック求人は避けられます。
職場見学に行く

求人情報や病院のHPをしっかり調べたとしても、実際の職場の雰囲気までは分かりません。
条件だけを見て転職しても「人間関係が最悪だった」となる可能性もあります。
そのようなケースを避けるためには、事前に職場見学に言っておくことをおすすめします。
職場見学で実際に働いている人の雰囲気や、業務内容などを確認することで、自分が働いた時のイメージがより鮮明に出来ます。
いわゆる転職後のミスマッチを避けるためにも、必ず見学はしておきましょう。
転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用することは、ブラック求人を避ける方法としてとても有効です。
自分1人での転職活動では、情報収集にも限界があります。
しかし、数多くの求人を扱うその業界のプロである転職エージェントは、病院の内部情報や労働条件に詳しいため、細かな情報まで教えてくれます。
そもそも、転職エージェントに依頼をする事業所は、資金的な余裕もあることが多いため、ブラックである可能性は低いというのもひとつの理由です。
理学療法士におすすめの転職エージェントをまとめたので、参考にしてください。
職場がブラック病院なら転職を考えよう!

ここまで読んでいただいた方の多くは、現在の職場に不満やストレスを抱えている方が多いのではないでしょうか?
何度もお伝えしていますが、自分の職場がブラックであるなら、そのまま仕事を継続してもメリットはありません。
働いていることがストレスになるのであれば、将来のキャリアのためにも転職を視野に入れると良いでしょう。
他の投稿もぜひ参考にしてください。
コメント