理学療法士から他職種に転職!メリット・デメリット、経験を活かせる仕事は?

理学療法士の転職応援
  • 理学療法士が転職する理由は?
  • 理学療法士は他職種へ転職できる?
  • 他職種へ転職するメリット・デメリットは?

こんな悩みを解決できる記事を用意しました!

現在は理学療法士として働いているけど、今後は他職種への転職も視野に入れています!

という方、多いのではないでしょうか?

この記事では、理学療法士が他職種へ転職を考える理由、理学療法士のスキルを活かせる職業、他職種への転職のメリット・デメリットを解説していきます。

この記事を書いている私自身、元理学療法士で他職種へ転職を経験しています。
ぜひ、皆さんのお悩み解決のお手伝いをさせてください

理学療法士が転職を考える理由

今まさに転職を考えている理学療法士さんは、他の人も同じように考えているのか気になりますよね?

理学療法士が転職を考える理由は、以下の4つが挙げられます。

人間関係の悩み

理学療法士は、同業者だけでなく、医師や看護師、介護士や相談員など、他職種との連携を密にとる仕事です。

もちろん、患者様とそのご家族との関わりもありますよね。

そのような環境で働いていれば、人間関係に悩みを持つ人も多くいます。

私の感覚ですが、院内ではリハビリ職というのは、医師や看護師よりも立場が低く、発言しにくい環境にありました。

私と同じように感じている人や、それ以外にもコミュニケーションがうまく取れないと言った悩みを抱えている人も多いかも知れません。

このように、人間関係にストレスを感じて転職を考える人は多いですね。

給料が安い

理学療法士で転職を考える人の多くが、給料が安いことに不満を抱いています。

実際、理学療法士の給料は日本人の平均年収を下回っています。

  • 日本人の平均年収:460万円 「令和5年分 民間給与実態統計調査
  • 理学療法士の平均年収:432万円 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

数百万円の学費を払って大学を出て、国家試験に合格しても、現場に出れば給料が安いという現実に不満を抱く人は多いです。

また、昇給の幅も少なく、上司の給料と自分の給料がほぼ同じということもよくあります。

給料が上がらない要因として、診療報酬制度による制限や、医療費の削減などの要因が挙げられます。

やりがいを感じない

仕事にやりがいを感じないことが、転職の決め手となるケースもあります。

  • 自分がやりたい仕事とのギャップがある
  • やることがパターン化している
  • 雑務が多い

人によっては、やりがいが仕事を継続するモチベーションになるため、やりがいを感じられなくなると、環境を変えようと考える人も多くいます。

将来への不安

将来への不安から、転職を考える人は多くいます。

  • 給料が上がらない
  • 定年までこの仕事ができるのか
  • 理学療法士業界に将来性を感じない

上司の給料が自分とほぼ変わらない現実を知ってしまったり、体力的に定年まで働けるか分からないなど、将来に対する不安はよく聞かれます。

さらに、現在、理学療法士の数は需要よりも供給が上回っているとされ、今後の業界に将来性を感じないなどの不安もあるでしょう。

理学療法士のスキルを活かせる他職種

理学療法士が他職種へ転職することは十分可能です!

どんな職業に転職するかにもよりますが、理学療法士としての経験やスキルを活かせる仕事は、実は結構あるんです!

ひとつずつ解説していきますね!

介護老人保健施設

介護老人保健施設には、特別養護老人ホーム(特養)、デイケア・デイサービス、 訪問看護ステーション(訪問リハビリ)などがあります。

看護師や介護士が活躍する仕事と思われがちですが、理学療法士として勤務する人も多く、利用者様の在宅生活を支援するリハビリなどを提供しています。

怪我や病気の治療だけでなく、利用者様の在宅生活に関わりたいという人は、理学療法士としての知識やスキルを大いに活かせる仕事のひとつです。

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、健康維持やボディメイク、美容などを目的とするお客様に対して、トレーニングや食事の指導を行う仕事です。

お客様に対して、マンツーマンで運動指導を行う仕事なので、理学療法士としての経験や知識は、大きな強みになります。

私は、理学療法士としての知識・経験を活かして多くの人に関わりたいと考え、パーソナルトレーナーに転職しました!

近年のフィットネス市場の拡大に伴って、理学療法士からパーソナルトレーナーへ転職をする人も増えています。

パーソナルトレーナーは、出来高に応じて給料が増えるインセンティブ制度を取り入れている企業も多く、収入を上げられる可能性があるのも魅力ですね。

医療機器メーカー

医療・介護機器メーカーの仕事は、医療や介護の現場で使われる機械の営業・販売や研究などです。

「営業や販売に理学療法士としての知識やスキルを活かせるのか」と疑問に思われる人も多いかも知れません。

ですが、医療・介護の分野であれば、理学療法士としての経験を活かすこともできます。

例えば、理学療法士として、現場で物理療法の機器や、介護ベッドなどを使用した経験や知識はあるはずです。

実際に使用した経験などがあれば、営業にも説得力が増します。さらに、医療機器に興味があれば、多くの学びを得られる仕事になるはずです。

大手電機メーカーの医療介護福祉に関する募集などもあるので、興味がある人は、チェックしておきましょう。

一般職・営業職

理学療法士が一般企業やメーカー職に転職することも、不可能ではありません。

しかし、理学療法士としての知識や経験を求めている企業も少ないため、医療業界と比較すると、需要は少ないと考えられます。

また、未経験歓迎の求人は、年齢が上がるほど少なくなります。

全く違った分野への転職には、リサーチや求人探しに時間を要することが予測されるので、一般職への転職を希望されている人は、早めの転職活動をスタートするのも重要です。

行政職

行政職とは、いわゆる公務員の仕事です。

理学療法士として行政職に勤める場合、市役所の介護福祉課や健康企画課などで、地域住民のニーズに応じて介護予防や、施設間連携の施策を行うなどの仕事となります。

日本理学療法士協会のホームページにも「行政リハビリ専門職のための手引き」があるため、行政職への転職を考えている方は、ぜひチェックしてください。

行政機関で公務員として働く場合、勤務年数に応じて昇給も期待できます。

理学療法士が他職種へ転職するメリット 

理学療法士が他職種へ転職するメリットは、以下の3つです。

自分に合った働き方を見つけられる

転職をすることで自分がやりたかった仕事、働き方を見つけることができます。

理想の環境に身を置くことができれば、やりがいはもちろん、積極的にスキルアップもしていけるはずです。

求人を探す際には、相手企業とのやり取りで、業務内容や勤務形態などを確認しておく必要があります。

収入がアップする可能性

理学療法士の年収は日本の日本の平均年収を下回っているため、他職種へ転職することで、現在よりも収入を上げられる可能性は高くなります。

もちろん、職業によりますが、基本給が上がる可能性はもちろん、営業職などは自分の成績に応じて給料が増えるところが多いです。

理学療法士としての知識や経験を活かせる仕事である方が、転職後も強みになるはずです。

どのような知識や経験が求められていて、給与体系はどうなっているのか、しっかりと確認しておきましょう。

新しい経験・知識を身につけられる

転職先が他職種となる場合、新たな経験や知識を身につけることができます。

理学療法士として働いていた環境を離れて、新たな環境で仕事を始めると、今までに無い業務や知識、スキルが必要となります。

始めは大変だと感じるかも知れませんが、理学療法士としての知識・スキルにプラスして新たな知識や経験を積み重ねることは、キャリアアップに繋がるはずです

理学療法士が他職種へ転職するデメリット

理学療法士が他職種に転職するデメリットも知っておきましょう。

転職ミスマッチを経験する可能性がある

他職種へ転職をする場合、その職業に対する経験や知識はあまり無いため、求人のリサーチ不足によって転職後に「思ったのと違う」ということがあります。

これが、転職ミスマッチと言われます。

そんなことが起こらないように、転職活動を進めていく上で、相手企業とのコミュニーケーションをしっかりとることが大切です。

1人で不安を感じるようであれば、転職を全面的にサポートしてくれる「転職エージェント」などのサービスを利用すると良いでしょう。

未経験から再スタート

理学療法士とは関係の無い他職種への転職をした場合、全くの未経験からのスタートになります。

そのため、その仕事に必要な経験や知識をイチから学んでいく必要があります。

全く異なる職業に転職する場合は、転職先の企業の研修制度が充実しているかなどは、把握しておきましょう。

他職種への転職を成功させるポイント

理学療法士が他職種への転職を成功させるために、以下のポイントを押さえておきましょう!

ひとつずつ解説していきますね!

転職の目的・理由を明確にする

転職活動を成功させるには、転職をする理由や目的を明確にしておくことが大切です。

  • 自分はなぜ転職をするのか
  • 転職をしてどうしたいのか
  • 絶対に譲れない条件は何か

転職をする上での軸が明確になっていないと、転職活動にも迷いが生まれ、ミスマッチにもつながります。

目的・理由を忘れずに求人を探すことで、転職に失敗する可能性は低くなります。

余裕を持って転職活動をする

一般的には、転職先を見つけるまで3ヶ月ほどかかると言われています。

さらに、現在の理学療法士としての業務を日々こなしながら転職活動を進めるとなると、もう少し時間がかかる場合も考えられます。

転職が決まれば、引き継ぎ業務なども必要になるので、転職活動は時間的な余裕を持ってスタートしていきましょう。

転職エージェントを利用する

他職種への転職となると、業務内容や給料の相場、働き方などの知識は少ないため、最適な転職先を見つけられるか不安に感じる人も多いです。

そんな人は、転職エージェントを利用することをオススメします。

転職エージェントとは、求職者と企業をつなぐサービスで、あなたの希望する条件に適した求人の紹介から、書類添削、面接対策まで、転職を全面的にサポートしてくれます。

各転職サイトで無料で利用できるため、他職種への転職を考えている人は、利用しない手はありません。

複数の転職サイトに登録する

複数の転職サイトに登録することで、多くの求人を比較することができ、より希望に合った求人を見つけやすくなります。

ひとつの転職サイトだけでは、取り扱っていない求人もあるため、2〜3つの転職サイトへの登録、転職エージェントがおすすめです。

大手転職サイト「リクナビNEXT」の調査によると、転職活動において2〜3社の転職サイトに登録している人が60%以上と出ています。

転職活動をサポートしてくれる転職エージェントも、求職者が複数登録することは想定しています。

複数利用していることを事前に伝えておけば問題はありません。

他職種への転職におすすめの転職サイト

理学療法士が他職種に転職するのに、おすすめの転職サイトをまとめました!

医療業界の他職種へ転職を考えている人におすすめの転職サイト

一般職への転職を考えている人におすすめの転職サイト

PTOT人材バンク

引用:PTOT人材バンク

PTOT人材バンクは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の転職に特化した「リハビリ職専門」の転職サイトです。

10年以上にわたり理学療法士の転職を支援しているため、業界を熟知したキャリアパートナーが在籍しており、転職を全面的にサポートしてくれます。

書類添削や面接サポートはもちろん、給料面の交渉などもしてもらえるため、自分の希望に合った転職先を見つけることができます。

取り扱っている求人も幅広く、都心だけでなく地方での転職を考えている人にもオススメできる転職サイトです。

LINEでのやり取りも可能であるため、まずは気軽に相談したいという人は、LINE登録から始めることをオススメします。

マイナビコメディカル

引用:マイナビコメディカル

マイナビコメディカルは、大手マイナビグループが運営していて、リハビリ職や医療技術者、管理栄養士など、医療従事者に特化した転職サイトです。

それぞれの業界に精通したアドバイザーが、希望に合った求人の紹介から書類添削、面接対策、条件交渉と、全面的にサポートしてくれます。

さらに、入職後の悩み相談などアフターフォローまでしてくれるので、1人での転職活動に少しでも不安がある方はオススメです!

マイナビコメディカルの大きな特徴は、医療介護系職員の入職後の「定着率」に着目しているという点です。

その為、定着率が著しく低い医療機関や施設は紹介せず、質の高い求人を提案してくれます。

また、厚生労働省から「職業紹介優良事業者」事業者認定を受けているため、安心して登録できる転職サイトです。

ジョブメドレー

引用:ジョブメドレー

ジョブメドレーは、医療、介護業界において様々な医療従事者の転職に強い転職サイトです。

扱っている求人は、契約事業所から正規に寄せられており、ジョブメドレーが行う求人審査をクリアしている求人ばかりなので、安心できます。

全国の理学療法士求人を扱っており、細かな条件設定で求人を探すことができるのも嬉しいポイントです。

さらに、あなたの入力したプロフィールを見て、ジョブメドレーに求人を掲載している医療機関や事業所からスカウトが届くこともあります。

自分の思わぬ形で、好条件の医療機関や事業所からスカウトが来る可能性もあるので、ぜひ活用していきましょう。

doda

引用:doda

dodaは、経験者採用や即戦力人材の採用に強みを持ち、利用者数は、2024年8月末時点で累計登録者数が約904万人と言われる、業界トップクラスの転職サイトです。

利用者は、20代〜30代半ばと、若年層〜中堅層の利用が多くなっています。

幅広い業種・職種に対応しているのはもちろん、特に営業・金融・メディカル・エンジニア・グローバルに強く、それぞれに特化した専門サイトがあるほどです。

dodaにはレコメンド機能があり、求職者の閲覧・行動履歴から、志向性に合わせて求人を表示してくれます。

自分が求める条件の仕事を見つけやすく、高いマッチング力が強みです。

リクナビNEXT

引用:リクナビNEXT

リクナビNEXTは、利用者数1,000万人を超える日本最大級の転職サイトです。

求人の幅はとても広く、未経験歓迎の求人も多く取り扱っているため、一般職に転職を考えている人にはオススメです。

転職の希望条件を登録しておくと、条件に合った求人の掲載が始まったときに、新着求人お知らせがメールで届くので、効率よく求人を探すことができます。

また、求職者の経歴を見て興味をもった企業から、スカウトが届く仕組みもあるため、思わぬ好条件のキャリアをスタートさせる可能性もあるのが魅力です。

マイナビ転職

引用:マイナビ転職

マイナビ転職は、800万人の会員数を誇り、全国各地の求人情報を掲載している総合転職情報サイトです。

マイナビ転職は、35歳以下の割合が55%と、比較的若手採用に強みを持った転職サイトです。

近年ニーズが高まっている「グローバル人材」「エンジニア(IT・ものづくり)」など職種に特化した専門サイトや、など幅広いメディアを展開しています。

求人は幅広く、数も多いため、あなたに適した求人が見つかるかも知れません。

さらに、スカウトサービスを利用することで、公開したWEB履歴書の情報をもとに、求人企業から直接応募のオファーが届来ます。

理学療法士から新たな一歩を踏み出そう!

理学療法士でも、他職種への転職はできます。

理学療法士としての経験やスキルを活かせる仕事はたくさんあるので、本気で転職を考えている方は、ぜひチャレンジしていきましょう!

今の状況を変えられるのは、あなたの行動のみです。

「現状維持は衰退の始まり」常にチャレンジを続けていきましょう!応援しています!

まずは、自分がやりたい仕事を明確にして、条件に合った求人を見つけていきましょう。

『他職種への転職におすすめの転職サイト』

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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