- パーソナルトレーナーになるには資格が必要?
- どんな資格がオススメなの?
- パーソナルトレーナーに必要なスキルを教えて!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
最近では、パーソナルトレーナーという職業が一般的になり、パーソナルトレーナーへの就職や転職を考える人も多くなっています。
そこでよくある疑問が「パーソナルトレーナーになるには資格が必要なのか?」という点です。
この記事では、パーソナルトレーナーへの就職・転職を考えている方に向けて、上記の疑問にお答えしていきます!
パーソナルトレーナーになるには資格は必要なの?

結論からお伝えすると、パーソナルトレーナーになるために必須の資格はありません。
つまり、無資格でもパーソナルトレーナーとして働くことはできるということです。
しかし、パーソナルトレーナーという仕事は、お客様のお身体を扱う仕事ですから、身体に関する専門的な知識を必要とします。
そのため、パーソナルトレーナーとして働こうと考えている方は、トレーナー資格を取得しておくことをオススメします!
トレーナー資格を取得した方が良い理由

トレーナー資格を取得した方が良い理由は以下の3つです。
ひとつずつ解説していきます。
指導に自信が持てる

トレーナーとしての専門資格を持っておくことで、お客様への指導に自信が持てるようになります。
最近では、無資格のトレーナーによるセッション中の事故も増えており、その原因の多くが知識不足によるもと言われています。
専門知識を持っていないトレーナーは、お客様への指導にも自信が無くなり、その自信の無さはお客様にも伝わります。
セッション中の事故や、自信の無いセッションをしないためにも、最低限の専門知識は必要と言えます。
専門知識を持っていることで、指導にも自信を持てるようになり、お客様からも高い評価をいただけるようになるはずです。
企業やお客様に信頼される

トレーナー資格を持っているということは、最低限の専門知識を有している証明になります。
そのため、資格を持っているトレーナーは、優秀な人材を獲得したい企業や、優良なトレーナーに見てもらいたいというお客様の信頼に繋がります。
そのため、資格を保有しているトレーナーは、就職や転職で優良な企業に採用されやすかったり、お客様に信頼されてリピートにつながったりというメリットがあるのです。
自己ブランディングを確立できる

専門資格を持っていることの強みは、自己ブランディングを確立でき、他のトレーナーとの差別化を図ることが出来ることです。
パーソナルトレーナーは無資格でも働けるため、現場に出ればやはり無資格で活動しているパーソナルトレーナーも多くいます。
そういった現場で資格を持っているということは、他トレーナーとの差別化を図ることができ、トレーニングに詳しい専門家として認識されます。
自分の成績が収入に反映されやすいパーソナルトレーナーの業界では、自分のブランディングが確立しているほど、ファンも獲得しやすく、収入アップにつながることもあります。
おすすめのトレーナー資格5選

パーソナルトレーナーの資格と言っても、民間資格は数多く存在しています。
今回は、これからパーソナルトレーナーを目指す方に向けて、おすすめトレーナー資格5選を紹介していきます!
ぜひ参考にしてくださいね!
NSCA-CPT(エヌエスシーエー・シーピーティー)
NSCAの正式名称は『National Strength & Conditioning Association』(全米エクササイズ&コンディショニング協会)です。
ストレングス&コンディショニングの世界的権威として、研究に裏付けられた知識の普及と、その健康やスポーツ現場への応用を支援しているトレーナー協会です。
CPT資格とは『Certified Personal Trainer』(認定パーソナルトレーナー)の略称です。
資格の知名度は国内でも非常に高く、一般のお客様だけでなく、アスリートの方にも指導できる知識とスキルを学ぶことができます。
資格の知名度 | 非常に高い |
難易度・合格率 | 普通・合格率約80% |
どんな人にオススメ? | これからパーソナルトレーナーとして活動したい人 |
NSCA-CSCS(エヌエスシーエー・シーエスシーエス)
NSCA-CSCSは、『Certified Strength and Conditioning Specialist』(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)の略です。
CPTよりも、よりスポーツ選手やアスリートのトレーニングに特化した資格になっています。
CSCSでは、エクササイズサイエンスやプログラムデザイン、組織と運営についてなど、より専門的で高度な知識を学ぶことができます。
資格の知名度 | 非常に高い |
難易度・合格率 | やや難しい・合格率50%前後 |
どんな人にオススメ? | ・専門資格を持っていて、さらに専門性を深めたい人 ・アスリート指導に携わりたい人 |
NESTA-PFT(ネスタ・ピーエフティー)
NESTAの正式名称は、『National Exercise&Sports Trainers Association』(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)です。
NESTAは、1992年にアメリカで設立されたトレーナー協会で、2007年から日本支部の活動が開始されました。
国内でも非常に認知度の高いトレーナー協会で、パーソナルトレーナーとしてのスタートアップからビジネス展開まで幅広く学ぶことができます。
僕は、トレーナーに転職する前にNESTA-PFTを取得しました!
資格の知名度 | 非常に高い |
難易度・合格率 | 普通・合格率50〜60% |
どんな人にオススメ? | これからパーソナルトレーナーとして活動したいと思っている人 |
JATI-ATI(ジャティ・エーティーアイ)
JATIの正式名称は、『Japan Association of Training Instructors』(日本トレーニング指導者協会)です。
JATIは、日本発祥のトレーニング協会であり、「日本の環境や実状に合ったトレーニングの構築」「日本におけるトレーニング指導者資格の確立」などを理念として掲げています。
JATI−ATIとは『Accredited Training Instructor』(トレーニング指導者)の略で、資格を取得すれば、科学的根拠に基づいた適切なトレーニングメニューの作成・指導が行えるトレーナーであることが認められます。
資格の知名度 | 普通 |
難易度・合格率 | 普通 一般対象試験の合格率は80~90%と高く、養成校対象試験の合格率は50~70%と低め |
どんな人にオススメ? | これからパーソナルトレーナーとして活動したいと思っている人 |
健康運動指導士
健康運動指導士資格は、健康づくりのための運動を指導をするための資格です。
資格を取得することで、個々人の心身の状態に応じ、安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成及び運動指導を行う者と認定されます。
資格保有者は、フィットネスクラブだけでなく、病院や保健施設、介護保険施設などで活動している人も多いそうです。
健康運動指導士は民間資格ですが、健康運動指導士養成講習会を受講するか、健康運動指導士養成校の養成講座を修了しておく必要があります。
資格の知名度 | やや低い |
難易度・合格率 | 普通 合格率70%前後 |
どんな人にオススメ? | ・これからパーソナルトレーナーとして活動したいと思っている人 ・フィットネス業界以外にも、医療・介護業界で活動したい人 |
国家資格もトレーナーの強みになる

トレーナーの資格は民間資格がほとんどですが、国家資格でもトレーナーとしての活動に大きな強みになるものがあります。
理学療法士資格

理学療法士は、怪我や病気、障害などによって身体機能に障害のある人を対象に、リハビリテーションを行う専門職です。
リハビリテーションの専門家として、患者様の身体機能の回復を担う理学療法士は、医療・介護の現場だけでなく、スポーツ分野でも多くの人が活躍しています。
理学療法士は、患者様へのリハビリ指導などの経験も豊富で、高度な専門知識や技術は、パーソナルトレーナーとしての活動にも大きな価値があります。
理学療法士資格の取得には、養成校で3年以上(4年制大学、短期大学、専門学校、特別支援学校)の学習を修了した後、国家試験の合格が必要です。
柔道整復師資格

柔道整復師は、基礎医学と骨折・脱臼などの柔道整復術、関係法規の知識を身につけた、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などの治療家です。
柔道整復師はその高い専門性から、整骨院・接骨院、医療機関やスポーツの現場、介護事業所などでも活動しています。
パーソナルトレーナーとしても、身体の専門知識やケア・治療の技術は大きな強みになります。
柔道整復師の資格取得には、柔道整復師の養成課程にある専門学校、たは柔道修復学科がある大学を修了した後、国家試験の合格が必要です。
鍼灸師資格

鍼灸師は、「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」を使い、全身にあるツボや筋肉に刺激を与えて治療を行う、「はり師」と「きゅう師」の国家資格を両方持つ東洋医学の専門家です。
全身にあるツボや皮膚・筋肉に刺激を与え、自然治癒力を高めたり、病気の改善や予防、健康回復を目的として治療を行うことができます。
身体に関する専門知識や、ケアの知識も豊富にあるため、パーソナルトレーナーとしての活動にも活かすことができます。
鍼灸師を名乗るのに必要となるはり師・きゅう師の資格は、最短でも3年間養成施設で専門知識や技術を学び、国家試験に合格しなければ取得できません。
パーソナルトレーナーに必要なスキル5つ

パーソナルトレーナーとして働く上では、資格を持っていることも重要ですが、その他にも求められるスキルがあります。
身体に関する専門知識

お客様の身体を扱う仕事なので、身体に関する専門知識は欠かせません。
具体的には、解剖学や運動学、生理学などの知識が求められます。
これらの知識は、現場のお客様の指導をする上ではもちろん、トレーナー資格を取得するのにも欠かせませんので、必ず身につけておきましょう。
この辺りの知識は、トレーナー資格の取得過程で学ぶことができます!
栄養に関する知識

身体を作る上で欠かせないのが、運動と栄養です。
身体を変えたいと、あなたのところにやってくるお客様の悩みを解決するには、栄養面のアプローチも必要になることが多いでしょう。
そのため、パーソナルトレーナーは最低限の食事・栄養学の知識は身につけておく必要があります。
コミュニケーション能力

パーソナルトレーナーに欠かせない、最も重要なスキルのひとつが「コミュニケーション能力」です。
コミュニケーション能力と聞くと、「面白い話をするスキル」「お客様を楽しませる能力」と考える方も多いかもしれません。
しかし、実際のコミュニケーション能力とは、お客様の悩みや不安、本音を聞き出す会話スキルを指します。
つまり、コミュニケーション能力=「ヒアリング力」なのです。
お客様のニーズや目標をヒアリングし、適切なトレーニングやその他アドバイスなどを提案できるスキルが、お客様の目標達成や継続に繋がります。
コミュニケーション能力は、トレーニングの知識以上に重要とも言えるスキルです。
営業スキル

パーソナルトレーナーには営業スキルも必要になります。
パーソナルジムでは、新規の集客や、入会していただくためのカウンセリングを行います。
お客様の求めるものを明確に理解して、それに対する的確な提案ができないと、お客様はジムに来てくれませんし、入会もしてくれません。
当たり前ですが、パーソナルトレーニングはビジネスなので、自社のトレーニングプランの良さを知って頂くためにも、営業スキルは必須になります。
パーソナルトレーナーに「元営業マン」が多いのは、営業スキルが求められる仕事だからであって、企業もそれを理解して採用しているのです。
ホスピタリティ

ホスピタリティとは、「おもてなしの心」「お客様に対しての思いやり」です。
パーソナルトレーナーは、長い時間をお客様とマンツーマンで関わる仕事なので、お客様に寄り添い、心地よい時間と結果を提供することが大切です。
どれだけトレーニングを教えるスキルがあったとしても、ホスピタリティがなければ、お客様は「自分を大切にしてくれない」と離れてしまいます。
お出迎えやセッション中の対応、言葉遣い、お見送りなど、大切なお客様に寄り添った接客を心がける必要があります。
パーソナルトレーナーの資格・スキルは身につけておくべし!

パーソナルトレーナーは、無資格でもなることはできます。
ですが、トレーナー資格を持っておくことは、お客様や企業、何より自分自身に大きなメリットがあるので、資格を取得しておくといいでしょう。
知識を身につけて自信を持ってお客様と接することができれば、パーソナルトレーナーの仕事にも、大きなやりがいを感じることができますよ!
これからパーソナルトレーナーを目指すという方は、ぜひ自分に合った資格を見つけて、取得してみてくださいね!
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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