理学療法士がパーソナルトレーナーに転職すると収入が上がりやすい理由3つ

理学療法士の疑問

近年のフィットネス市場の拡大に伴って、理学療法士からパーソナルトレーナーへの転職をする人が増えています。

理学療法士としての経験や身体の専門知識は、お客様のフィットネス・健康を支えるパーソナルトレーナーとしての活動で大きな強みになるのです。

じつは、この記事を書いている私自身、現在はパーソナルトレーナーとして活動をしていますが、元々は理学療法士として病院に勤務していました。

私が転職を決めた理由は、理学療法士の経験・知識を活かしてパーソナルトレーナーとして活動していくことに、多くの可能性を感じたからです。

今回は、特に「収入面」に焦点を当てて、理学療法士がパーソナルトレーナーに転職して収入が上がりやすい理由について解説していきます

理学療法士とパーソナルトレーナーの平均年収を比較

求人ボックスの求人統計データによると、理学療法士とパーソナルトレーナーの平均年収は、理学療法士の平均年収が364万円、パーソナルトレーナーの平均年収が394万円となっています。

平均年収は同等と言えますが、給料分布のボリュームを見てみると、平均してパーソナルトレーナーの方が高い傾向にあることがわかります。

理学療法士の仕事の平均年収は約364万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。

正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは296〜351万円の水準で、平均年収の364万円はこのゾーンよりも高い水準に位置しています。

求人ボックス 給料ナビ

パーソナルトレーナーの仕事の平均年収は約394万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。

正社員の給料分布を見てみるとボリュームが多いのは329〜412万円の水準で、平均年収の394万円もこのゾーンに含まれています。

求人ボックス 給料ナビ

理学療法士とパーソナルトレーナーの給与形態の違い

理学療法士とパーソナルトレーナとでは、給与形態が異なります。

理学療法士は、固定給なのに対して、パーソナルトレーナーの正社員では、多くの企業が「基本給+インセンティブ」の給与形態になっています。

つまり、パーソナルトレーナーは、自分の成績が上がれば給料に反映される形になっているのです。

ある程度収入の上限が決まっている理学療法士と比較して、パーソナルトレーナーは収入が上がる可能性が高くなります。

また、パーソナルトレーナーには業務委託や独立・開業など、働き方にさまざま選択肢があるため、働き方によっては年収1000万円以上稼ぐことも可能と言われています。

理学療法士がトレーナーに転職して収入が上がる可能性は?

結論からお伝えすると、理学療法士がパーソナルトレーナーに転職して収入が上がる可能性は十分あると言えます!

その理由は、以下の3点です。

企業・お客様に信頼されやすい

理学療法士資格を持っているという事は、一定以上の身体の専門知識を有している証明になります。

トレーナーを雇う企業としても、指導されるお客様としても、国家資格を持っているというのはひとつの安心材料になり、信頼獲得につながります。

転職で言えば、条件の良い企業に就職しやすくなるため、収入を上げるチャンスも多くなるでしょう。

顧客数の増加、リピートの増加

理学療法士としての経験や専門知識を活かして、お客様の幅広いニーズに対応できると、信頼を勝ち取ることができます。

トレーニングに来るお客様の中には、筋力増強だけでなく、腰痛や肩こり改善といった、不調改善や健康増進を目的に通われる方も多いです。
経験上、理学療法士としての知識や技術が強みになることが多いです!

その結果、あなたに見てもらいたいと顧客数が増えたり、リピート利用の増加につながり、結果的に収入を上げることに繋がりやすくなります。

独立・開業ができる

理学療法士は法律上、医師の指示の下に理学療法を行うことを業とする者と定義されているため、開業・独立をすることはできません。

そのため、理学療法士として働くには、基本的には病院や施設、クリニックに勤める形になります。

一方でパーソナルトレーナーは、フリーランスとして独立・開業をすることができます。

独立・開業をして集客がしっかりできれば、自分の売上に応じて収入を大幅に増やすことも可能です。

理学療法士がトレーナーの転職するメリット・デメリット

理学療法士がパーソナルトレーナーに転職する際のメリット・デメリットについて解説していきます。

転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてくださいね!

理学療法士がパーソナルトレーナーに転職するメリット 

理学療法士がパーソナルトレーナーに転職するメリットは以下の3つです。

働き方の選択肢が増える

先述したように、パーソナルトレーナーになれば、フリーランスのトレーナーとして独立したり、開業をして自分のジムを構えることができます。

理学療法士として働く場合には、独立という選択肢がないので、自分の働き方の可能性を広げることができるのは、大きなメリットと言えます。

企業・お客様の信頼を得られる

理学療法士としての経験や知識を活かすことで、良質なトレーナーを獲得したい企業や、専門的な知識を持つトレーナーに見てほしいというお客様からの信頼を得ることができます。

結果的に、自分が求める条件の企業に転職しやすかったり、トレーナーとして多くのファンを獲得することに繋がるはずです。

収入増加に繋がりやすい

企業やお客様の信頼を勝ち取り、優良な企業に転職したり、多くのお客様を獲得することができれば、収入が上がる可能性が高くなります。

また、独立や開業をして多くのお客様を集客することができれば、企業に勤める正社員のパーソナルトレーナーよりも収入を大幅に増やすことは十分可能です。

理学療法士がパーソナルトレーナーに転職するデメリット 

理学療法士からパーソナルトレーナーに転職するデメリットは、以下の2つです。

集客・営業スキルも求められる

理学療法として病院や施設で働く場合、自分からアプローチをしなくても患者様は来ます。

しかし、パーソナルジム業界では、そうはいきません。

数多くあるパーソナルジムの中から自社に来店していただくためには、SNSなどを使って集客をする必要があります。

また、お客様が来店されたとしても、入会をして頂くためには、カウンセリングや体験トレーニングなどを通して、お客様に自社のトレーニングを必要としてもらうことが重要なのです。

そのため、パーソナルトレーナーはトレーニング技術だけでなく、集客や営業スキルも必要になります。

独立した場合は、収入が不安定になる可能性がある

パーソナルトレーナーに限ったことではありませんが、独立・開業をする場合、収入は全て自分の出来高で決まります。

もちろん、売り上げを上げられなければ、収入は安定しません。

収入を大きく伸ばす可能性がある一方で、不安定になってしまう可能性もあります。ここが、正社員との大きな違いです。

理学療法士はパーソナルトレーナーに転職して収入アップを狙える!

理学療法士がパーソナルトレーナーに転職することで、収入をアップさせる可能性は十分あると言えます。

ただし、決して「資格を持っていれば安心」「必ず収入が増える」ということではありません。

パーソナルトレーナーになってからも、お客様のお悩みを解決するための勉強は怠らず、常に知識と技術のアップデートが必要です。

逆に、それができれば理学療法士資格を持っているあなたには、大きなアドバンテージがあると言えます。

とはいえ、「転職に一歩踏み出せない」「勇気が出ない」「不安」と感じる方も多いでしょう。

実際に理学療法士からパーソナルトレーナーに転職した私の経験からお伝えすると、パーソナルトレーナーに転職して後悔したことはありません。

むしろ、毎日とても多くの学びと仕事に対するやりがいを感じています!

悩んでいる方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

こちらの記事では、トレーナーなど他職種へ転職をしたい方向けの転職サイトをまとめています!

この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。

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